巷間本・博物館は図左3方向渡来図を示しますが誤解の元です。
前回の遺跡・石器に続き、日本のネズミのDNA分析(図:東教大・米川、東大・森脇)を考察すると、まず①南方からK種が北部九州に渡来して拡がり、その後②大陸から別種Mが 主に九州に 入って来て拡がり、③関東甲信越以西のMと北部日本にKが残ったということです。ネズミが人に寄り付いて動くと考えれば、この図は実に納得の成り行きで、日本文化の基層の形成を示すモノとも言えます。北の縄文遺跡の世界遺産登録の事も、よく理解できます。この北に残ったKネズミの寄りついた人たちは当然、原日本語を話していましたので山も川もみんな名前がありました。これは、鎌倉時代アイヌが登場するずっと前、万年千年前からの事です。子供に教え、世界に発信しましょう。