大阪で地形史の研究が、文献・日本書紀や生國魂神社の社伝を実証(長浜浩明:日本の誕生)しました! 神武天皇の長すね彦との戦闘に至る重要記述の実証ですが、その前後の記述を検討すれば、神武天皇の東征・建国に関する記述は、北部九州以外の西日本を統一化した、日本祖代―縄文時代以来の列島史の大転換の画期だったと言えます。日本祖代~縄文時代~建国時代~古墳時代~・・・。
戦後は、ギリシャ神話は教えても肝心の日本の神話を教えない異常な状況にありました。荒唐無稽なギリシャ神話に比し、より史実を感じさせる神武天皇の建国に至る話の戦いに至る部分の一部が、大阪の地形史の分析から実証された意義は大きいです。紀元前1000年前から大和王権樹立頃までの当時の東アジアの状況を俯瞰すれば、神武天皇の建国は意義深く、これまでの魏志倭人伝偏重の史観に転換を迫るものです。稲作北上の”足踏み線”以北の北海道にまでに至る主体の「縄文派」を視野に入れて考察すれば、建国が日本史上の注目すべき大転換の事象であったことが分かります。正に長浜弘明・「日本の誕生」と共に、子供たちに日本史の重要事象を教え継がねばならないと考えます。