第1図、西太平洋沿海原族が北上して「曙海」を舟で渡って九州に来て、北海道・沖縄にまで至りました。舟を操作でき海を家族で渡れる言葉と生活文化を持った祖先は、2万年を超える時の積み重ねを経て、次代の縄文人と呼ばれることになります。始まりを考えれば、3.8万年前に黒耀石を求めて東京神津恩馳島に行き来していたのも謎ではなく、海辺の道東が先進であった事も不思議じゃないです。
第2図、道東は青森に近く、食は豊かで、日本一の黒耀石産地と も 絡んでいました。襟裳岬の春は、なんでもある春だったのです。ですから、プーチンが居ない時代に留まっていた訳がなく、千島列島を北上し続け、ベーリング地峡で北極海の冷水が止められた「北太平洋沿岸の昆布ハイウェイを舟で入って来た」(最初のアメリカ人の最新説)の有力候補だと言っているのです。無論この重要な北海道史に、アイヌは無縁です。 因みに、道東の人たちの旅行先が、東京・大阪よりもアメリカ西海岸だって知ってますか? 父祖の地の始まり時代の歴史を子供たちに教えましょう。