混迷の日本人論、 「日本祖人」一系論の認識で!

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日本列島の現生人類史は、約4万年前に「曙海」畔から九州に渡来し、3万年前には、沖縄~北海道にまで「日本祖人」が拡がっていました。明治人の親は江戸人、遡れば縄文人、日本祖人となります。

ところが、教科書では、図のA、又はBとなっていますが、欧米に合わせようとして日本の実情に合わずにおかしいか、先土器人と縄文人の間に隙間があり名の無い史上人がいるのです。そもそも、始まりの祖先の意義を踏まえず、旧の土器、土器より先、などと称するのは情けない話です。極めつけは、一流と言われる日本史学者が、C.「日本」と呼ぶのは西暦700年頃からであり、それ以前を日本人と言うのはおかしいという珍説です。明治人から最初迄遡れず、神武天皇は日本人でないというものです(尤も、存在を認めていないのでしょうが)。世界の歴史学者に、縄文Jomon人は何人かと訊けば、日本人と答えるでしょう。例えば、本州最古の人骨を「浜北人」と読んでますが、静岡県のそこの現代人も浜北人であり、用語になっていません。「浜北祖人」なのです。2.9万年前頃の姶良大噴火災害でも、氷河期最寒期(LGM)前後のユーラシア人の渡来や弥生時代のコメ持ち人の渡来を含めても、他国に見られるような入れ替わりという現象は起きていません。その特質は「追加と混合」で DNAや太平洋岸系言語が示してい ます。即ち、天皇陛下は万世一系で、人々は「日本祖人」から令和人まで基本的に一系と捉えて良い 繋がりある 歴史なのです。 そして、原点を考える場合、上図左下「北東ア平野」沿岸と「曙海」の用語なしには、実態を把握できないのです。

島国であったために、遺跡で約4万年前に遡れるのは恵まれた素晴らしい歴史です。更に 北海道「日本祖人」が、「昆布ハイウェイ」を北上し続けた 「最初のアメリカ人」の可能性も加わってもいるのです。 先史は、史実がよく分かっていないのではなく、用語を 加えて 正しくし、認識を明らかにする事が求められているのです。子供たちに教えましょう。

因みに、日本列島にも現生人類以前に旧人等が存在した可能性は有りますが、チンパンジーが居た類の話に近く、欧米人が大そうネアンデルタール人好きで、新人と交雑があったので一部その血を受け継いでいると騒ぎますが、そんなに祖先がアフリカ人であることが、嫌なんですかと言いたいくらいの話です。

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