世界人類史の大テーマと言ってよい「最初のアメリカ人」問題について、シベリアから狩猟族が動物を追ってベーリング地峡を越えてやって来たという、長い間の定説が崩れています。北米大陸内の通路とされた無氷回廊が融けて開くよりも古い遺跡が、南米チリ沿岸で見つかったのも大きな理由です。北太平洋沿岸から「昆布ハイウェイ」を舟でやって来たという新説は、「日本」が登場しています。
世界が知っている2代目の縄文人(Jomon-jin)よりも1万年以上古い時代の話であり、日本学界の対応が無いために、残念ながら「舟を操る海洋民」としてしか表現されていません。さて、北海道大学がDNA調査を行って、アイヌが鎌倉時代からと明らかにしたにも拘らず、国会は、先に住んでないのにアイヌの政治「先住」という決議と新法で、豪アボリジニや米Nativeインディアンが驚く1国2種類の先住民という、笑えない誤解を世界と子供たちに振り撒き、何よりも学校で「日本祖代」、「日本祖人」(Nihon Sojin)も「最初のアメリカ人」沿岸進入説も教えていないという異常さなのです。