6月下旬~7月上旬の間で、台湾東部から沖縄・与那国島に太古の航海再現プロジェクトが行われ、下図のA地点からB地点に向かって実験航海の検証が行われます。
本来の検証目的からは、 A地点を舟出した偵察チームの人たちが与那国島で「良い情報」を得て、さあ、強い黒潮流に「抗して」漕舟し台湾に再び「帰れたか」となり、帰りが重要です。図のYのように台湾に戻れなければ、次の本試みは続きません。従って、台湾陸地に帰り着くためのXルートのX1ポイントに、黒潮流の強さに「抗して」先ず漕舟南下しなければなりません。今回、この事は直接的には試みられないようですが、①黒潮流の強さと、②漕力及び航法から、「台湾への帰りの状況を考察しうる」成果を期待したいものです。