約4万年前に南方から九州に家族が来て、「日本祖人」は、3万年前には北海道にまで拡がっていました。途中の3.8万年前頃から、良質な黒耀石を採取するため、伊豆から東京都の恩馳島に「行き来」していたことが、蛍光X線分析装置による産地特定で確認されており、こんな古い時代の操舟での行き来は、世界の歴史学界の驚異であり、子供たちに教えるオリンピックに相応しい金メダルの偉業なのです。 是非、来客の皆さんはじめ世界に示して欲しいものです。
因みに私は、無理なく波に乗ることを重視し、先ず北部伊豆諸島に渡り、歩いて舟を曳航する事を多用して神津島に迫り、そして恩馳島へ操舟する行きの航路です。帰りは、河津北の見高段間遺跡の方に向かいます。特に夜は、それが北極星方向になります。
(了)