欧米の学者さんが頭を抱えている始まりは①南米チリ遺跡でした。
それまで標題の件は、シベリア~アラスカ~無氷回廊そして、急行で南米南端までが定説でしたが、覆りました。
②無氷回廊が開く前に南米に人類が来ていたのです。
従って今は、③昆布Kelpハイウェイで来たと考えられていますが、最近、④冒険家が体験から導いたものとして、米国北西岸シアトルからチリ遺跡迄、陸上は猛獣がいますし沿岸を舟で移住すると2千年以上はかかるだろうという見積りです。
シベリアにも⑤古い遺跡がありますが、東部で発見されているのは温暖化以後の15,000年前レベルですので、チリ遺跡と合いません。
そもそも氷河期と言わず、上図のようにシベリアでは現在でも冬の寒さで死者が出ていますので、2万年以前の寒冷期に広大な大陸を西から東に家族が移住できたとは思えません。
これらから、3万年前の北海道の日本祖人が浮かび上がってきます。海獣などを食し、降雪寒冷に適応していました。
丁度、昆布ハイウェイも道南・道東・千島列島を通って北上していました。
千島は次々に見えてしかも遠くなく、米臨海は冷水が流れ込んでませんでしたので、可能性ありです。
実は昆布ハイウェイのルートになったので、北の海における濡れれば死に直結する、大変なことである操舟と造舟に思いを巡らすべきです。
大陸狩猟族には、容易でないでしょう。
DNA分析などから、主たる米国先住民はシベリア系かも知れませんが、温暖化した後から入った人たちであり、最初のアメリカ人は沿岸からの日本祖人であると考えます。
(了)