南米北西部のアンデス高原の広域に栄えたインカ帝国(13~16世紀)の文明は、文字を持たないと言われていますが、縄の結び目が文字の役割を果たしていることは知られていました。
Harvard大教授の呼びかけに応じたメキシコ系米人学生が、今回その解読に成功するという偉業を果たしました。
北米で場所は少し離れていますが、祖先の血が騒いだのかも知れませんね。
南米太平洋側のアンデス高原は、それ以前の有名なマチュピチュやナスカの地上絵などのほかのプレ・インカ文化があったことが知られてきています。
長い歴史が縄の結び目で文字の役割を果たすことを生み出したのでしょう、勿論、南米には縄紋土器も発見されています。
我が国も注連縄、神事の区画表示、測量や土器、船索具をはじめ縄の用途は大変重要なものです。
古い昔に環太平洋の人の移動・移住(MPOR)があったと考えています。
南米との関連に想いを馳せつつ、忘年の「縄のれん」をくぐりましょう。
(了)