2015.4.4-4.5 グヌン・パダン及びスンダ文化説明会
雨模様も何とかおさまった夕刻、グヌン・パダン後方稜線上の小学校において、地域の方々約50名に対して、遺跡の説明とスンダ文化の紹介が行われました。
スハルジャ教授のお誘いで出席し、「アジアの楽園」の電子出版によりグヌン・パダン、スンダランドを日本に紹介したこと、メソポタミアより古いグヌン・パダンが、最古の文明を実証しうる重要な遺跡であること、何か出来ることでお役に立ちたいと考えて語学を学び滞在していることなどを説明しました。
お役に立ちたいというところで拍手がありました。
インドネシア大学UI生が、グヌン・パダン遺跡の状況、発見された遺物等について、スクリーンで詳細な説明を行いました。
次いで、スハルジャ教授が、スンダ文化に根付く星、星座と農耕の関係などについて、奈良がアジアの楽園とグヌン・パダンについて、建築家ポン氏が遺跡の構造、河川で繋がる地域との関係などについて、スンダ会が、活動の状況、文化継承の重要性等についてそれぞれ説明し、スンダの太鼓と子供たちの踊りの披露、スンダカレンダーの配布を行い、アクバル教授が、遺跡調査の意義、重要性についてシメの話をして終わりました。
その後、皆で夜食弁当を食べ散会となりましたが、金曜夕とはいえもう深夜近くなっていました。
研究者の人たちの遺跡の検討会といい、こういう会合といい、此処の人たちは夜遅いのをあまり気にしないようです。月が綺麗な滑る夜道をご高齢のスハルジャ教授と慎重に帰り、皆さんと民泊しました。