図左 頭と顔の形態分析で米・西沿岸域は人々が近縁かつ最古で南下及び内陸への拡散の主体です。古人骨の形態特性は、現代の東アジア人とは似てなく西沿岸先住民との類似性は有りますので、新・旧及び遠距離のこの沿岸繋がりは重要です。そして、アメリカ新大陸の南北ともに東西2つ(西沿岸部と内陸)の系統であることも、人類の拡散状況を知る上で注目されます。
図右 この形態分析から同環境の拡散(経度的)が注目され、日本列島側とアメリカ西沿岸側との生物の鏡面対称論が示唆する環境を踏まえた登山モデル説に光が当たります。「環太平洋ルート説」内でそれを支持する「太平洋沿岸拡散回廊PDC」説であり、ルート・モデル上の否定要素の無い北海道祖人に注目なのです。
教室に祖人を世界に北海道史を―日本祖代研究会(RGaPJ)