(人類・日本史最前線)「最初のアメリカ人」、教室は周回遅れ2024

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➀シベリアのマンモス・ハンターが獲物を追いながらベリンジア陸橋から入り「無氷回廊」を通って拡がった定説は、回廊が閉鎖中とみられる2.3万年前の足跡がニューメキシコWhite Sandsで発見されて大きく揺らいでいます。近年は米西海岸・太平洋沿岸の「昆布(Kelp)ハイウェイ」ルート説が高まり、更に、最新のDNA研究で実は北米先住民Nativesの古DNAは到着が新しく(紀元後多し)、それと違い無視された青森-北海道祖人は次々に島が見えた千島北上に否定要素が無く(プーチンはおらず)光が当たり、今、米学者にも指摘されており「とっても」重要です。

②内陸狩猟族に関しては、ベリンジア南岸到着で大槍を捨てフネに乗り海産物を食す「海民化“Marinarisation”」の論も登場しています。尤もこれは依然として従来のシベリアイメージに引き摺られ、北米先住民Nativesの古DNAは到着が新しいという最新研究が反映されていないようです。

「最初のアメリカ人」問題の最新の研究・発見からは、実は北米先住民やアイヌは新しい事が益々明らかであり、また、注目の沿岸ルートは海面上昇で遺跡が海中にある困難性もあって、論文やyoutube動画は低調化していますが、日本・北海道史にとってはとっても重要なのです。

教室に「祖人Sojin」用語が無く問題。紹介・議論できず―日本祖代研究会(RGaPJ)

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