(人類・日本史最前線) 日本史は南方からの北上、誤解招く3方向渡来図

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左図 教室・博物館に見る日本史始まりの誤解は、①時代が違い意義が異なる3つの進入を同列扱いの誤り、②最も可能性が高い沿岸ルート(青)が無く、③列島生まれの2代目縄文人が、当時はなかった朝鮮半島から渡って来たと生徒に誤解させるもので問題です。

長く不適切な用語の「旧石器時代」は、教室での説明だけでなく活発な論議の為にも「祖代(祖人)」に替えるべきであり、始まり時代の人を語れていないことも大きな問題です。

右図 (下)NHKが、南方に縄文人とDNA類縁の種族(マレー半島タイ領のマニ族)の確認等を報じましたが、始まり時代の日本列島への進入は3方向ではなく北部九州から北上(沖縄へは南下)の1方向性であり、(上)近年における研究で米国ニューメキシコ州での2.3万年前の足跡発見など「最初のアメリカ人」の米西海岸進入説の高まりや最新のDNA研究によるシベリア狩猟族の進入が新しいなどの事から、環太平洋移住(MPOR)説の伊豆航海や祖人の千島ルート渡米可能性に世界の注目が集まってきています。

教室に正しい史実を、世界に日本祖史の発信を―日本祖代研究会(RGaPJ)

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