(最新の現生人類・日本史) 人類のアメリカ新大陸進出時代は、モンゴロイドでなかった南方系種族(Inmalay)

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

1.太平洋東西の地域は南米まで近縁・共通祖先。

左図 頭骨形態の近縁性から、➃南米・中南米人は②豪・メラネシア人と、そして①東南アジア、③東アジア(日本含む)と共通祖先であったことが分かります。南米にまで人類が進出した始まり時代には、寒冷に適応して身体変化したモンゴロイドは未だ登場してなく南方系種族(Inmalay)であった事が重要です。更に右図、その始まり時代の南米先住民のDNAは、太平洋岸から内陸アマゾンの広範囲で共通性があります。そして豪・メラネシアと近縁であり、他方、東南アジアと東アジアも近縁(日本は縄文人骨が実証)でアメリカ新大陸の南米へと繋がっていますのでこれらの祖先は共通なのです。

2.米新大陸進入は沿岸南下で内陸へ。日本列島ルート(縄文人でなく祖人)は注目。

右図 人類は北太平洋のベリンジアから米大陸西海岸を南下しつつ内陸へ拡がって行った(無氷回廊は氷床で閉鎖中)とみられており、日本ルートの北海道は注目です。この問題は、縄文人Jomonの時代でなく(アイヌは論外)初代の祖人Sojinが議論の対象ですが、用語が日本の教室にも無いために世界で誤解がみられる大きな問題があります。

3.一部の米学者は新拡散の北米に捉われ、共通の祖先を示す南米軽視で日本を除外は誤解を招く。(図右上)

「最初のアメリカ人」問題では、実は北米の多数はシベリアから渡った新しい種族(紀元後も)で最古の痕跡は乏しく、行き着いた南米に注目せねばなりません。しかし、北米先住民とのDNAなどの違いをもって日本・北海道ルートを断定して否定している一部の米国研究発表は誤解を招くもので不適切です。南米先住民を含めてアメリカ新大陸に進出した「最古の東アジア人は誰か、どのルートか」は現下の解明すべき問題なのです。

―日本祖代研究会(RGaPJ)

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