南米祖先のsignal因子①は広域で発見され、驚きの豪・パプア・アンダマン諸島などの先住民と近縁だが、北米における発見が無い不思議。
②日本の祖・縄文人に最も多い母系ハプロタイプmt-Dは、南米に多い(チリ・アルゼンチンに42.2%)が北米では僅少の不思議。但し、これは一部に言われる太平洋を東南アジアから直接南米に渡海したのではなく、ベリンジアからの沿岸南下を示すモノ(後続に吸収又は消滅させられた)でしょう。重要な痕跡です。北のアリューシャン列島と極北に多いのは、人里離れていて残ったのか、新着か。
③北米に多い父系ハプロタイプのQとCは近い時代のシベリア・中央アジアからの移住であり、最初のアメリカ人問題で注目の時代である1.5万年前と多くの人が思っているのは巷間の大きな誤解です。
これらの事を総合的に考えると、④ベリンジアから西海岸の太平洋沿岸を南下したmt-D民が第1波を示すのか?注目すべき内容です。教室で紹介し、世界に発信すべきです。―日本祖代研究会(RSaPJ)