(人類・日本史最前線) 日本人は何処から、そして何者?
- 最新のDNA分析で見えてきた日本人の始まり
対馬対岸の①韓国・加徳島人(63000年前)が、北部九州・縄文人に近く、②その後のモンゴロイド影響が強く及ぶ以前の南方からの北インマレイドの渡海痕跡(図左下)を窺わせるものとなっています。3.5万年前頃までに沖縄から北海道にまで祖人が拡がり、土器出現で(2代目)縄文人と呼ばれることになる考古学上の1万件を超える発掘からの日本史始まり認識と合っています。
- 日本人は何者?何故、紫式部は現れ得たのか。
実は、紫式部、清少納言の輩出以上に世界的には天照御大神は日本人を考える特色です。近隣国との大きな違いでもあります。図右下、南方北上の祖人拡がりですが、年表が示す列島で育まれた長い祖代・縄文の基盤(期間 約93%)は、その後の文化流入を取捨選択し、変形させ日本人に合うモノを島内で熟成させてきました。そこを考えない教室は問題です。そして、少子高齢化より問題なのは「肝っ玉かあさん」の減少でしょう。
一部に天照大神は、無性の超越神という動画が出ていますが、誤解と考えます。
女性の心身に男心身神の魂を授かった、言わば両性「具有」の超越最高神であり、「無性」神ではないです。女性(優しさなど)であって男性的(業務能力)に優れた人物を尊ぶ民衆の信仰は、北方系にはなく「南方系の人々」にはあり、日本先史からの特徴を示す重要な事なのです。インドネシアには、重要であってある意味恐ろしい「海の女神」が、また、エジプトでは唯一の女性ファラオ・社会的に格好も男になったハトシェフスト女王が存在し得ていますが、これらは天照大神とは意味合いを異にします。なお、言うまでもありませんが、天皇陛下は男系で、男子であるべく皇統維持の方途を講じなければなりません。
-日本祖代研究会(RSaPJ)