1.北米の大氷床時代に沿岸進入の海民は全米USに拡がっていた。
(「槍持ちシベリア狩猟民がマンモスを追い、ベリンジアを越え無氷回廊から南北米に拡がった」定説は崩壊化。狩猟民の海民化説が遂に登場)
右図2.3万年前の足跡、オレゴン、テキサスなどの古遺跡のみならず、左図米国東部のメドウクロフト洞窟で1.9万年前の痕跡報告です。従って、そうであれば右図ベリンジア海民が沿岸ルートで入って来て(無氷回廊は閉鎖中)、ほぼ全米に拡がっていたという訳です。
2.にも拘らず、南米祖先因子が北米で未発見は何故?
右図下、南米祖先因子は広範囲で確認され、沿岸と内陸の2ルートで拡がった(太平洋横断ではない)、南方とDNAが驚きの近縁で復元顔はモンゴロイドではなく(モンゴロイドの出現、2.5-1万年前から。Dr. Howells、Harvard大。納得の状況)ですが、問題はその因子が何故か北米で未発見な事です。
3.左図の日本人(祖人・縄文人)特徴の母系ミトコンドリアmt-ハプロDが、南米南部で多く北米で僅少は何故か?
欧米先生、ハプロDの下位サブ区分の違いはありますが、僅少の日本人は問題に関係ないと無視するのは止めて下さい。チリ・アルゼンチン42%、沿岸地域に痕跡存在(北米南ナデネ4%・足跡に近い驚き注目、中米2%)は極めて重要で、①太平洋横断説を否定し、沿岸ルート支持、②後続進入者により吸収または消された、最古第1波の可能性を示すとも考えられる。従って、南方―日本―南米の三角関係は、北・中米を加え4角関係に完結する可能性を秘めている注目すべきこと。
いずれにしても人類史に(日本史にも)重要な「最初のアメリカ人First Americans」問題は定説が崩れていますので、疑義があれば「モンドロイドの出現時期」の検討と共に、留頓・コロボックルを含めて調査研究すべき2024です。教室は、はっきりしないからと言わずに副読本でジグザグに歩む学問の最新の現況を紹介し、子供達に世界標準の道を歩ませましょう。―日本祖代研究会(RGaPJ)