北海道・沖縄に関し誤解の元が残り、また始まり「祖代」(日本の後期旧石器時代)の「祖人Sojin」などの用語が無い事が、世界先史にJomonやAinu(13世紀から)が依然として登場して内外に誤解を与えていることが大きな問題です。
左図 北海道は、「道東ゲートウェイ」から北千島方向へ北上を継続した事が、北千島の旧石器・縄文遺跡で窺われ、遊動海民の留頓(ルートン)・コロボックルCorobocleの研究でも支持されます。「最初のアメリカ人」問題でも昆布ハイウェイ(Kelp Highway)ルートとして世界的に注目され、本州~青森・陸奥平野~道東~千島ルートがはっきり登場しています。
北海道への樺太からの進入は、あっても2.5万年前以降(細石刃文化)であり、その人的な影響は今後の研究を要します。沖縄の始まりが九州からの南下であることは考古学会に異論なく、図は全く誤解の元です。―日本祖代研究会(RGaPJ)