浜松地元の方が不思議発見。さて、歴史上重要な北海道・白滝黒耀石器群が、昨年晴れて国宝に指定答申がなされました。ところが、石よりも重要な人が教科書にすらその意義説明をきちんと採り上げられず、世界に発信されていなのです。
実は浜松と同じ県内の「伊豆祖人」は、3.8万年前に伊豆・東京諸島へ舟で行き来し、黒耀石を採取(年代、原産地特定の実証)していた活動が世界初で、言わば「世界考古学史上の金メダル」なのです。しかし、一般的に日本列島は酸性土壌で人骨発見が無いためと新聞が「驚きの謎」と書いたためか、今一つ知られていません。そこで「根堅祖人」です。そもそも天照御大神誕生地の名(古事記)を有する尊い遺跡で、沖縄以外では最古の祖先人骨です。日本列島の中央部、何よりも近傍の「伊豆祖人」を実証的に説明しうるものであり、また1.4万年前の20歳代・143㎝、女性の根堅縄文人骨へと繋がる(いつから縄文かは学者議論中)始まり時代からの歴史を現代に至るまで示す重要な者なのです。それもこれも「祖人Sojin」という用語が無いために、教室で話をし、学者が種々の課題を議論することが一寸し難いからというだけの事なのです。それは「後期旧石器時代人」の語が、長すぎるし英語にすればイメージは世界でバラバラ、日本史固有の始まりである約4万年前からとは思われず、その後に続く新石器時代と縄文時代も当然に合わず、そもそも教室で後期旧石器時代人について説明すれば、その都度舌を噛みそうなのです。今や世界文明の一つともされる縄文Jomonの大切な親・先代、日本史始まり祖代Sodaiの #浜北祖人Sojin と伊豆祖人の活動を教科書に世界にと言いたいのです。
更に、現生人類の「最初のアメリカ新大陸移住」PAC問題は世界の注目であり、北海道からの「昆布ハイウェイ・Kelp Highway」ルートはその一つの有力候補なのです。それを実証面で支えるのが海民・伊豆祖人の舟での行き来活動であり浜北祖人骨なのですから、祖人骨を国宝に、話を教室に世界にという訳です。