人類移住史の最後の謎とも言うべきアメリカ大陸へは、「誰が、いつ、どのように」について、最新の動画がアップされています。
①2万年前(足跡考慮なく、再掲か)、カムチャッカ半島沿岸からのルート(薄黄)をboatsで、がupされ沿岸ルートが定説化しています。この時代は北米氷床の「無氷回廊」は開いていないとして沿岸ルートが描かれ、カムチャッカ半島南端がスタート(近年の研究で、北千島ルートン石器人がカムチャッカ最南部に進出していた痕跡!)となっています。そうなれば当然、北海道が注目され、図のA(千島列島は、次々に島が見え渡海北上は可能。既に本ブログで説明), Bのルートが一応考えられます。動画のアリューシャン列島ルートは、ロシアのコマンドル諸島と米側のアッツ島の間が300kmを越えます(335km、現在の海流は激しい)ので、この時代の多くの家族の渡海はムリだったでしょう。考古遺跡も、本土アラスカからの西進を示しています。そして②、沿岸の食の豊かさを示して理由にもしていますが、特に北の方では海獣、海鳥と卵、海藻が重要で、時にクジラが打ち上げられ(獲るのはムリだったでしょう)、流木は住まい造りなどに重要だったでしょう。
また、③日本側と向こう側北米沿岸の食・環境が、昆布ハイウェイで繋がる、比較すれば鏡合わせのように似ていたことは幸いでした。丁度、富士山に登って下山したようなものです。学校は子供に教え、学界は、列島遺跡や特に北海道・千島列島の次々に島が見えた渡海可能性を含む状況を世界に発信を。