先生~、縄文・Jomon、「祖先は縄文人」は止めて「祖人」を!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

確かに今や「縄文Jomon文明」と言われるほどの文化的に素晴らしい種々の遺跡・遺物が発見され、実証性の面でも縄文時代の事柄が多く明らかになってきましたので理解できます。

しかし、①最近のDNA分析で南方から(Kae Koganebuchi 東京大:台湾先住民のDNAと縄文人のものの類似性)であることが明らかになり、サルではない祖先主対象である現生人類・新人は、陸続きではなかった春は「曙」、始まりの海を家族で渡海して祖人Proto-Japanese が列島に拡がったこともはっきりで、沖縄・石垣島で2.7年前のモンゴロイド化以前の南方系人骨が発見されているなどの実証性もあります。特に②黒耀石を採取に海を渡って、38,000年も前から東京諸島に求め、物々交換し、広域の遊動暮らしや陥し穴猟や社会性ある集団キャンプや世界的に1万年も早い磨製石器など考古学界の注目です。そして、③近年の世界的な「最初のアメリカ人」論議(2.3万年前に米国ニューメキシコに足跡)で、北海道から北上を継続し、北太平洋沿岸の「昆布ハイウェイ」から入って行ったと考える北海道ルート説が登場しているのです。

➃祖代末期の静岡・浜北人骨は縄文人に似ており、各地の遺跡・遺物も祖代から縄文にムリなく繋がっているとみられる上に、祖代における大規模な人の流入や入れ替えは、遺跡やDNAの分析でも確認されておらず、少数の五月雨の渡来と考えられているのです。

従って、「私たちの祖先は縄文人である」は、誤解を招く表現であり、ましてや「縄文人はどこから?」は、2代目ですから日本列島に決まっている誤りの愚問です。あたかも江戸人が、明治維新でザンギリ頭に背広を着て、すき焼肉を食べようと、一皮めくれば江戸人であることと同じようなものなのに、余りにも縄文、縄文、Jomonで、これは米国の「2.3万年前の足跡」問題に参加できなくさせていることや酷いのは鎌倉時代のAinuの誤解が世界の学界や動画で登場するのが大問題なのです。そして、2代目のJomonは、初めて青森で発見された土器の16,500年前からなのか、定住や弓矢や土器が拡がった1.5-1.3万年前からなのか、というだけの事なのです。因みに、青森・最古土器は、祖代文化を基礎に東・西・北が融合した先進地域で温暖化の環境変化と共に生まれた産物と解釈出来る、それはそれで意義深い事です。子供に教え、世界に発信することが求められています。

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