ニューメキシコにおける驚きの2.3万年前の足跡発見後、とりあえずの解説コメントを期待して注目して来ましたが、9月の発見から今に至るまで、出ていないのが異常です。
結論的にA、1つは北海道祖人Proto-Japanese Hokkaidoの登場であり、2つ目は足跡時代の最寒期(LGM)に東部シベリアでの行動は難しく、その前とすると3万年前という数字が出ますが、シベリアのしっかり遺跡はバイカル湖地域の2万数千年前ですから、軽々に解説コメントをできないのでしょう。 そして更に厄介なのは、実はDNA問題です。Aを考えると東部シベリア族、北海道祖人共に、B現在のアメリカ先住民のDNAとは合いません。普通に考えれば現代の米先住民祖先は、沿岸からではなく遅れた2波目②、3波目の内陸無氷回廊から進入した影響力の強い狩猟族と考えられ、2波目は厳密にはFirstアメリカンかの嫌味が、それでなくとも根強い「先住民アメリカ発生」神話主張があるので、学者に遠慮があるのかもしれません。しかし事は北海道祖史・日本史に関わるものでもあり、日本は科学研究を主導すべきです。