右図米ニューメキシコの2.3万年前(最寒期)の子供足跡などで、北太平洋から進入して行ったとされる「最初のアメリカ先住民」への北海道祖人Proto-Japanese Hokkaidoの関り仮説(オレゴン大Loren Davis、ネバダ大David Madsen)が、注目されています。
何しろ北海道の旧石器遺跡は701ケ所で、地域では断トツの実証基盤を誇ります。北上継続の問題は、次々に見えた千島列島の島々を越えて行った(最長77km)祖人の行動(オホーツク海北岸廻りルートもありうる)となりますが、それを支えているのが左図下伊豆の海での黒耀石採取の行き来で、上図が恩馳島付近の状況です。①3.8万年前の行き来(少なくとも十数km以上漕舟)は世界考古学史上の最古の行動( おそらく 造・操舟の専門集団あり)である金メダル、② 採取した 神津・恩馳島産の 黒耀石が 、静岡東部、関東南部、長野にまで拡がって発見されている広域での交易活動も「原始人ではない」として注目です。従って、その後の狭くなっていた津軽海峡越えなどは問題ありませんでした。今、
神津島を オイルフェンスで守ろうとしているようですが、島の暮らしと貴重な遺跡地域が保護されることを期待します。これらのことを子供に、世界に。