氷河期の寒冷乾燥でアフリカの森が縮小してサバンナに出たサルは、危険な地で直立2足歩行と肉食化したのが大変化で、脳が進化したヒトに成りました。
10万年前頃から①南アの海岸の全く異質な海辺で暮らし始めたネグロイドは、貝ビーズや色彩装飾などの知的進化が見られ、遂に数万年前に②浅い「海」を越えて出アフリカを果たしました。
この時期は、先着の旧人との遭遇が脳に影響を与えたと考えています。
氷河期でしたし北上や西進に比し気候変化が少なかった東進は早く、③東方の楽園暮らしと言っても良かったでしょう。
但し大型獣だけでなく火山の噴火と地震津波との遭遇という地域の特性が、知力・精神性にも大きな影響をもたらしたでしょう。
豪州へ舟(筏)で渡り、そして北上し、戻りの西進も有りました。河川を遡行し沿岸を北上したグループは4万年前頃、海を越えて日本列島に進入しました。
そして、西の方からか東の方からか更に進んで行きついたのが、④雪と寒さという大変化でしたので、目・顔・体つきが降雪寒冷適応の変化と知の進化ももたらしました。
他方、出アフリカから大西洋に行きついたラテン系の人々と黒海東方から来た人たちは、深く暗い寒い「森」に遭遇して白人化しサングラスをかける、今の世界の基本が出来ました。
その後、新大陸に渡って南米まで拡がるとともに、広大な太平洋に漕ぎ出し、やがて他の領域に侵入する状況となって今も争いは続いています。
サル時代から考えると海を渡る、洞窟に絵を残す(インマレイド発?)などは画期的でした。
しかし、弓矢とは決定的に違うAIを使うヒトに襲われないためにも、基本が形作られた万年前までの始まり時代に遭遇した大変化が、脳に暮らしにどう影響を与えたのかを見つめて考えることは重要です。
その後、人そのものはそんなに進化していませんので。
(了)11D29i日