ジンギスカンの侵入に肝を冷やした欧州の先生の命名が、歴史理解の大誤解の元です。東アジア人を余りに大雑把な新旧モンゴロイドで数万年を語るとは遺憾で不適切です。このため、人類史の重要な「最初のアメリカ人」理解も日本の祖人の関わり可能性の議論をも阻害しています。
1.東アジアは2重構造
出アフリカ・発中東から東進した南方インマレイが緯度を北上し(第1ローラー)、遂にはシベリア南部地域の寒冷降雪・寒風乾燥の厳しい風土に適応して容貌等が変化し、モンゴロイドが誕生して勢いよく拡散した(第2ローラー)が東アジア人類の基本的な構造なのです。
2.最初のアメリカ人は2.5万年以前に進入では、モンゴロイド未拡散
アメリカ新大陸における先住民研究のDNA分析から、2.5万年以前にベリンジア陸峡にアジアから達していたと考えられ、モンゴロイドは関わらず石垣島祖人のような人でした。最近の研究で鍵は、①南方(日本も)と南米が近縁・親戚であることが実証されたこと、②北米へのシベリア狩猟族YDNAのhaplo-Qが紀元後という新しい進入だと発見されたことなどから日本の祖人Sojin(縄文前)は除外されない有資格候補であることです。
周回遅れの教室を改善、誤解のある世界に発信ですー日本祖代研究会(RGaPJ)