図左、始まり時代は現出していた北東亜平野の諸所に、湖が、無数の河川があり、南方から北上して来た「北インマレイド NIM 」(分かり易く現代一例女性)が、沿岸・河川近くに暮らしていました。図右の伊川津貝塚人のDNAが南方アンダマン諸島人や田園洞人と類縁であるという分析から下図説が導かれます。
大陸・北京郊外の4万年前の田園洞人が、狩猟肉食ではなく河川食であった事が人骨分析で明らかな訳は当時のそういう状況の故です。朝鮮半島でその時代の関係遺跡の発見が少ない理由も山地であったためで、ここにあります。従って、我が日本史の始まりは、大陸・半島から人々がやって来たと言うのは誤解であり、標題となります。海民の家族渡海(30-40km)が始まりですから、3.8万年前の25km程度の男たちによる伊豆の海の行き来は、謎でも何でもアリマセン。また、造舟・操舟力から知的レベルも高かったことが分かります。図左、東洋史は後に、この平野大陸地が徐々に消えていくとともに西から狩猟族が、モンゴロイド(2.5-1万年前、Dr. William Howells-Harvard大)の大きな影響が及び、基本構造である「南船北馬」 (その後は、北馬内の争い) へとなっていく訳です。この始まり時代を認識することが、その後の歴史理解の基本でしょう。生徒・学生に教え、教室で論議を。
問題は③シベリア・バイカル湖西岸域のマリ(ル)タ遺跡人(幼児)で、歯分析で有名な米人類学者Christy G. Turner II (1933 – 2013)が「欧州系である」としたことが世界的ですが、日本学者の認識は(北上の)アジア系で異論を表明しています。も一つは、出アフリカから北上した正にエックスX(出アフリカ人の変化形だが、モンゴロイド、白系ではない、沿岸系とも一応の類縁性)で、古い石器痕跡などが報告されていますが、イメージを描いたものなどはアリマセンので、図のような混成表現としました。結局、➃最初のアメリカ人(第1波)は沿岸系と内陸系が考えられますが、北上インマレイドNIM主+Xが候補ということになるでしょう。そして、沿岸or#1(初期)無氷回廊を南下です。従って、「足跡人」イメージは、その独自変化形ですが、モンゴロイドと白系は含まれないことが、世界の誤解を正す重要な事なのです。そして痕跡の中米オルメカ人(ハワイ人より古い)、南米の1.2万年前の女性人骨ルチアも理解でき、また、北米から南米への拡がりは欧米先生の言われた超特急などではなく数千年を要した常識の線で理解されます。更に第1波後に、氷河期が終わって北米の「無氷回廊」が開通し進入して来た第2波までの数千年~万年の期間を、第1波の人々は薄く広く沿岸・河川沿いを主に拡がり、独特の変化も生じた事でしょう。
Luzia in Brazil and Sojin(Proto-Japanese, not Jomon, Ainu) should be paid attention to the human history. Footprints in New Mexico indicates that they were not Mongoloid in 23,000 BP, but Inmalaid type.