米カリフォルニア大チームが、南米アンデス高原で発掘した、9,000年前の埋葬女性人骨と狩猟用石器から、狩りは男性が、女性は採集や育児というこれまでの歴史における男女の役割分担イメージの転換を提唱しています。お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に、なのかです。これまで考古学者はそういう視点で詳しくチェックしてこなかったが、同時代の南北米大陸では女性ハンターは30~50%くらいになると発表し、欧米先生の論議を呼んでいます。
ホントに女性ハンターと言えるのか、共伴の石器は単なる宗教的意味合いを有する副葬品ではないのかと言った意見も出ています。歴史におけるこの女性の役割問題は、フェミニストのジェンダー問題ですから重要です。問題は、日本史の特徴が写真のように、天照大神から山の神や海女さんに至るまで世界史の中で目立つ事であるのに、紫式部・清少納言が「ノーベル文学賞」の大偉業なのに、日本の欧米かぶれのフェミニストも日本史学者もこの点に注目もせず、何故かという疑問に回答もしようとせず、世界に発信せず、子供に十分教えてもおらず、この重要問題を巷間日本史本は扱ってもいません。それは、日本史の始まりをしっかり意識していないからです。
東京・札幌オリンピックです、日本のこの特徴をしっかり知らせましょう。そして世界人類拡散史の最後の謎である、ベーリング地峡沿岸からフネで入って行った最初のアメリカ人は、シベリアからBか、北海道からAかについて、アンデス女性ハンターは、A優勢を示しているようにも思えるのですが、我田引水ですか?