人類史上の最後の謎、アメリカ新大陸へは、「誰が・いつ・どのように」について、3万から1.7万年前頃、沿岸をフネでやって来た説が最新です。
となれば、そもそも南方から北部九州にフネでやってきて列島に拡がった日本祖人が、①3.8万年前から伊豆の海で黒耀石を採取に「東京」諸島をフネで行き来し、②3万年前頃には青森から海峡を越えて雪と寒さの「北海道」に適応して暮らした事は注目です。何しろそこから南米までは、近年注目の昆布Kelpハイウェイ繋がりなのです。しかも、肝心の北太平洋では、③昆布・ラッコ、海獣・海鳥卵の魅力ある食の豊かな処女地が、西岸と東岸という類似性で繋がっていましたので、厳しい寒さでも乗り出して行った事でしょう。ちなみに、④南米アンデス高地(3~4千m級)の部族には、2週間かけても海藻を求めて行き来する人々がおり、更に太平洋沿岸は、言語も類似(松本克己博士)(下図 桃色)です。
正に世界が今求めている北海道・東北先史は、この視点で 要チェック 、見直されなければなりません。
コロナ自粛の読書:「脱線の海道」:http://www.sunda-wind.net/news/8663