3方向渡来図の誤りの一つは出て行かないため、世界人類史の最後の謎であるアメリカ南北先住民は何処から・誰?議論に参加していないことです。今それまでの定説が覆り、無氷回廊が開いていない(開いて間もない)時期なのに、北米いや南米チリでも遺跡が報告(14,500年前)され、ベーリング地峡の「沿岸から昆布ハイウェイ沿いに舟で来た」が、新説です。
しかし、欧米先生は依然としてDNAや歯からシベリア狩猟族のイメージでしょう。それは、松本教授の言語研究がよく知られていないためでもあります。実は米先住民の言葉は、日本人などと同じ環太平洋言語圏であり、シベリア狩猟族とは違うのです。日本語は縄文時代くらいまでさかのぼって環太平洋に仲間がいて特殊なモノでなく、英語の先生にいくら注意されてもLとRは区別できず、1冊1本も10冊10本であり単複同じでSを忘れます。美しい、美しくない、美しければと簡単に言えますが、beautifulから「美しければ」を英語で言えと言われると何付けていいか頭抱えます。お月様は男か女かと訊かれ、キョトンとしていて立たされます。
最初のアメリカ人は、17,000年前頃、入って来たと考えられていますので、縄文人はまだ生まれておらず、鎌倉時代頃からのアイヌ(北海道大学の研究)は論外です。最近、やっと人類史の欧米先生が、JomonだのAinuだのと言わなくなってきました(日本国会のアイヌ先住決議は誤解を広め罪深い)。今、3万年前からの北海道「日本祖人」に注目し研究(3方向渡来図は罪深い)されるべきなのです。 世界の話題は舟ですが、 何しろ、38,000年前から伊豆の海を黒耀石を求めて行き来した海民の子孫ですので。