当ブログで累次報告していますとおり、出アフリカ後の現生人類が、南方から家族が舟で九州に約4万年前に渡って来て、3万年前には沖縄から北海道にまで「日本祖人」(縄文人の先代)が拡がりました。世界の先住民仲間としては、この日本祖人ということになりますが、世界には今も「アイヌ」と言う誤解が根強いです。北海道大学のDNA分析で、アイヌは北から鎌倉時代に入って来た新しい人々ですから、「最初のアメリカ人」問題が注目されている折から、東京五輪の機会に私たちが約4万年の歴史を有する民であることを世界の人々に知らせ、誤解を解く機会にしましょう。
その世界人類史の重要課題である「最初のアメリカ人」の解明努力が続けられている中では、伊豆海峡を38,000年前から黒耀石を求めて行き来していた祖先の子孫である北海道「日本祖人」は、北太平洋沿岸の昆布ハイウェイを舟でアメリカ新大陸に入って来た人々として有力な候補なのです。
しかし、この研究でも外国資料には、日本関係でアイヌが登場しますが全くの誤解ですので、世界の人々が集まる東京五輪の機会に正しましょう。