現生人類は、アフリカで誕生(今、下図沿岸の赤点線が古く注目)し、ユーラシアへと出て、東進して早い時期に豪に至りました。そして、南米チリの遺跡が北米無氷回廊の開通より早い事が分かり、赤・黒点線の昆布ハイウェイKelp Highway沿岸ルートが今、陸上の「Beringia地峡越え」定説に替わって注目です。北極海の海水がstopされてましたので、沿岸は正にハワイに繋がる海でした。流石の欧米学界も「最初のアメリカ人」について、シベリアのマンモスハンターが、Beringia地峡沿岸の昆布ハイウェイKelp Highwayを舟で来たことに疑問が出ていますし、最新のDNA調査でも「単純にシベリアから来たとは言えない複雑なモノ」となっています。
問題は、日本学会が、図下空色の約4万年前九州に渡って来て、「日本祖人」は北海道に3万年前には拡がっていたというという1万件の遺跡に支えられた重要情報を世界に大声で発信していないため、太平洋沿岸北上ルートが描かれず、赤?のように訳の分からないアジア史になっている事なのです。
鎌倉時代に南下し始めたオホーツク人系のアイヌ(北大DNA分析)の「先住」のウソは世界学界に、いや我が子供たちに誤解をもたらしています。人権尊重だけ言えばいいのに、政治が汚しています。
今、下図現生人類の環太平洋移住MPOR自説は、「最初のアメリカ人」をも明らかにし、環太平洋仲間TPPは、不思議にも最新人類史研究に合った動きですと説明しましょう。