長~い我が国の歴史、九州人でも「先住民族」だなどと言う人は居ないでしょう!
政府は、アイヌを「先住民族」だとするそうですが、全くの驚きです。
列島中の1万件を超える旧石器遺跡の状況から、日本列島現生人類の始まりは、海を越えて九州にやってきた4万年前頃という事で学界に異論は無く、3万年前頃には北海道にまで拡がっていた(「日本祖代」前期)北上史です。
その後、特に2万年前頃の最終氷期最寒冷期(LGM)前後を含め列島には北から西から入りが有り(出戻り含む)ました。
一方、アイヌに特徴的な暮らしぶりは「北」から「鎌倉時代頃」から入ったと言われています。
因みにアイヌ自身の中に、北海道に背の低い先住者が居たが、千島列島の方に逃げ去ったという伝承もあります。
「先住民族」とは、「大航海時代以降、主としてヨーロッパ人が南北アメリカ大陸やオセアニアの地域で初めて接触した諸民族を指すもの」が世界通念ですが、アイヌの状況は違います。
迫害されたアイヌは白人の要素があると共感を寄せる欧米人もいますが実証されておらず、上写真のようにアイヌの犬はDNAが南方系だと吠えています。
長~い歴史を有する我が国において、学問的に実証されていない、世界に誤解を与える「先に住んでいた民族」の語の使用に、誰も公式に異論を唱えない学問空間は大問題です。
先生方、①アイヌの先祖は私たちと同じ日本祖人・縄文人ですか?それとも②北から鎌倉時代頃にやって来たんですか?と言う訳で、いずれにしろ世界通念の「先住民族」では有りませんね。
学問的に成り立ちませんから、むしろ国会は、先ず「先住民族」の語を外した「アイヌの人権、伝統文化の尊重を求める決議」に件名の過ち(平成20年6月6日)を正すべきです。
(了)