東京湾岸・市ヶ谷の縄文人が魚介好きだったはいいとして、福井の鳥浜遺跡人もそうだった、そして今回、内陸である福島・喜多方の1500年前の豪族もそうだった、DNAは縄文人と大きく異なるのにと学者先生を驚かせています。
そもそも、先祖の「日本祖人」である原始人は、ひげもじゃで槍を持った裸に毛皮のパンツ的な格好で獣を獲るのイメージのようですが、実は我が国の発見された人骨は意外に魚介類好きです。
日本史に詳しい欧米人は、アジアで急速に近代化した日本の不思議を感じ、言語・慣習・信仰などがどうも大陸・半島と違うそのFar Eastの外辺・孤立に原因があるようだと考えています。
そこには、4万年前から熟成されたモノがあることがよく理解されていないようです。
舟を造り九州へ家族で千を超える数が渡海した始まりと3万年前には列島に拡がり、西からはその後も舟で来れる人が来ていたのです。
歴史は海で暮らす人が陸の暮らしになって行くが、逆は攻撃でもされないと殆どないです。
DNAは兎も角、魚介好きは私たちの大事な特色で、魏志倭人伝の昔は入れ墨して海に潜る、少し前までは生魚・海の雑草を喰う変な奴と言われていました。
因みに南米の太平洋岸の高山に海藻を大事にし、好む不思議な人たちがいます。
誰だ、他所者にトロ、刺身の旨さを、海藻サラダのヘルシーを教えちまったのは!
(了)