最初のアメリカ人については、シベリアからベーリング地峡を経てという定説から、今では地峡南部の沿岸を昆布(kelp)ハイウェイで米大陸西海岸沿いにということになっています。
それでも、時期は、地峡地域の寒さから最寒冷期LGM(24~19,000年前)を過ぎてから、また、人は、現在の米大陸の先住民のDNAなどからシベリア・アジア人というイメージのようです。
ここで、南米の古い遺跡発見の報もあり、最寒冷期よりも前の状況を確認しますと、人の候補は、①本州から北上して来た北海道の日本祖人、
②バイカル湖域から北上したヤナYana遺跡のシベリア・アジア人、になります。
北海道遺跡が常続して生活しているのに比し、ヤナ遺跡は寒さが厳しくなって南下したのではとも言われています。
そして、地峡や内陸の厳しい寒さに比し、ベーリング海域は、当時は北極海の冷水が流入しなかった比較的温かい状況でしたので、沿岸生活は可能であったろうと考えられます。
千島列島の島伝いも前方の島が見えましたし、日本祖人は伊豆・神津島に行き来する操舟力を有していました。
従って(プーチンもいない時代でしたし)、更に北上を続けたであろう十勝平野3万年の人類に関する遺跡は、もっと世界の学界で注目されて良いと思うのです。
http://www.octv.ne.jp/~hyakunen/hakkutusareta-tokati.html
https://youtu.be/BGrhO1ntyYo
(了)