前回、日本のハイテク クール・ジャパン国際協力kerjasama international Jepangの一つの分野としての遺跡調査への期待を述べ、例として当ホームページが注目します西ジャワ州の巨石遺跡グヌン・パダンを採り上げました。
先般、最高学府インドネシア大学UI人文学部の75周年記念行事として、一般テーマの部「考古学と社会」と特定テーマの部「インドネシアの考古学」という国レベルの考古学セミナーが行われました。
一般テーマでは、インドネシア考古学の未来への挑戦や青銅器遺物の謎などが、特定テーマでは、難破船の海洋水中考古学事始めの研究やUNESCO世界遺産と国レベルの対応組織の在り方の計画などが採り上げられました。
そして、特定テーマの部ではインドネシア ドローン無人機協会APDIの作品であるグヌン・パダン遺跡Situs Gunung Padangのビデオが放映されており(下図 右側最下部)、インドネシア側のこの遺跡に対する高い注目度が窺われます。
アジアの楽園Sundalandの先史を実証するものとして注目しております遺跡が、この栄えある機会に大きく採り上げられ、かつ、無人機ドローンの最新ハイテク映像で紹介されております点にも意を強くしています。
既に中央政府が指定しました約29haに及ぶ広大な遺跡地域の全容調査とグヌン・パダン遺跡本体の内部の細部調査が、厳しい予算状況の中ながら進展しますよう期待しています。
そして、いつの日にかUNESCO世界遺産に登録されますように。