http://www.sunda-wind.net
前回、日本縄文人Jomonの人類史上古い男性DNA要素が、はるか遠いチベットTibetやミャンマー南方海上のアンダマンAndaman諸島で共通に見られる不思議さについてお伝えしました。
しかし、身近なところでアイヌの人たちは直系のように思われますので、先住民族としてもっと尊重され、その文化や歴史が更に研究され保存されてよいと思います。
小さなことですが、私にはアイヌの人たちの鉢巻Ikat kepalaも興味深いのです。
(logsoku.comから)
と言いますのは、
アジアの楽園Sundalandの研究を始めて最初に参加したシンポジウムで、さっきまで普通にお茶飲んで話していた先生がいざ登壇となると鉢巻をしましたのでびっくりしました。
私たちも運動会など気合を入れるべき状況では鉢巻をしてきましたので。(選挙の先生方もそうですし。)
その後、スンダSunda文化では大切なときに鉢巻をすることは重要なことだと分かりました。
更に、写真の老人を見てもらいますと分かりますが、何となくアイヌの人に似ているように感じられます。
もうすっかり時は移り、大昔を見出すことは大変難しいですが、こんな小さな類似性も関係を感じさせてくれます。
この点で、近年アメリカにおける先住民族インディアンの先史時代を含む発見、研究は素晴らしいです。
メイフラワーMayflower号でピューリタンがアメリカに渡って(1620年)次々に入植が続き、独立宣言に至ってから約240年を経て、ようやく先住民族を至当に見つめ、土地のルーツを考える成熟に至ったものと感じています。
人類展開海浜ルートのドラヴィダ・タミル人からスンダランド人、縄文人、アイヌ人・・・そして南北アメリカ・インディアン、インディオの人たちまで切れ目のない相互の関連研究が進みますことを期待しています。
何といっても私たちの基層を探る道ですので。