
図左 戦後になって教室から消えた神武東征について、文献の戦闘記述と当時の地形の実証研究が進み、また、祖代研は和泉山脈を迂回する➀武器となる石器の良素材が入手でき、②兵站基盤があり海運を利用できる紀の川・吉野川沿いの攻撃説を提唱(文献の吉野大迂回は、書記編纂を命じた天武天皇の聖地であり脚色との見方が多い)しています。この重要な建国の戦いの態勢及び決着状況が、奇しくも明治維新と類似の社会体制新化の祖型であることに注目です。「神話から歴史が滑らかな日本」(仏・文化人類学者 レヴィ・ストロース)は、神武東征・即位を教室に復活させるべきです。
図中 約4万年前からの長い祖代・縄文(日本史の92%)の先史基盤の上に、わが国独特の混合神話、独創の古墳の造営及び山稜の祭祀、政戦略による域拡大の建国の歩みです。
その後の天孫降臨神話、大嘗祭・行幸などのあり方の確立が、隣国と異なる独自性を有しています(朝鮮半島の新羅は隣国制度を採用・影響)。今に繋がる重要な、世界が驚く皇室のあり方を育くんだ事に注目すべきであり、教室でしっかりと、隣国の諸制度を受け入れなかったことも含め教育し、民族の知財として大切に継承していくべきです。
―日本祖代研究会(RGaPJ)