朝、いつものように出かけてアンコッ乗合ミニバスの助手席に乗ってましたら後ろでゴトンゴトンと音がしますので、何かと思ったら沢山の椰子の実を積んでます。
結局、後ろに一人婦人が乗っただけで出発し、3-4百m進んでUターン。あれれと思ってますと、反対車線で停車です。すると初めに積んでたおじさんがバイクで先行していて、降ろしにかかってます。全て終わって50円(5,000ルピア)札を払ってました。
子供のころは、高価でバナナでもなかなか食べれませんでしたので、椰子の実なんて「名も知らぬ遠き島より流れ寄る~」と歌うぐらいの物でした。
ここでは、バナナや椰子は、犬・猫もまたごうかというくらい(ま、当然ですが)の状況です。現在は、日中の断食後にまず口にするものとして使うため出回っています。
楽園の人たちは、おそらく身近に餓死,凍死を見聞きせず万年を暮らしてきたのだろうと思います。穏やかで取っ組み合いを見ることもなく、暑さもあって歩きも東京よりゆっくりです。
用事を済ませて別のところへ行くため、再びアンコッに乗りました。断食の日中だからか私一人です。ムスリムのジルバブ被ったおばちゃんが3人乗ってきて、一寸したら一人が、
「その時計いくら?」と聞いてきました。
「はあ?(車内初対面ですよ!?)いやいや、安物ですよ。」
「ふ~~ん。(もう一人が小声で日本人じゃないの?と教えてます。)」
「(あんたら、オオサカか!?)・・・」(大阪さん、失礼)
ついでに撮ったことない車内写真を撮りました。話題主は、写ってる婦人ではないです。
変わった1日だったなあと帰宅して、濡れスリッパで階段下りて(油断)、滑って転び、打ち身です。元は木と竹の民です。イスラム教とアラブ風が入ったせいで風呂場、階段、床がタイル張りで危険です。当地に来られる方は、このことはご留意ください。
いやはや、全くなんという日(日本時間は昨日6日)だったろう。歳なんで明日が痛くなりそうです。明日は、あの2人が会う佳き日、当地は乾季でハレに決まっています。