(人類・日本史2024)発掘! 小説『三千年前』

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

図右 大正6年当時の人類学・考古学等の先進学術を踏まえて書かれ話題となった標題小説は、東西の大軍が多摩川で対峙し激突するという言わば「歴史考古SF小説」であり、近代科学に扉を開いた明治期に東京帝大の坪井教授が、アイヌの伝承から導入し活発に議論された先住の「コロボックル」を主人公としているこのようなモノが書かれた事が興味深いです。現在からみれば誤りもありますが、特に当時の人々の歴史認識における開闢大昔は、3千年前程度でした。

図左 今や日本史は約4万年前で、坪井教授が官憲の学問介入を排すべく導入し熱い議論を生んだ新用語のコロボックルは、その後の発掘の蓄積やDNA研究から実在の南方北上の祖人Sojin直系の祖先としての貝塚石器・縄文人であり、後の北千島・遊動海民「留頓ルトンRouton」でもあります。コロボックルは、事情があった誤解で小人強調からおとぎ話が生まれて妖精ファンタジーに全く形を変え細々と存在していますが、その歴史的な内容を正しくしっかり教室に世界に紹介すべき時代が到来しています。それは、縄文前の始まり祖人について、「最初のアメリカ人」問題で北海道や北千島が特に米学界の視野に入ってきており注目されてきているからなのです。

教室は周回遅れー日本祖代研究会(RGaPJ)

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