「最初のアメリカ人」は米ニューメキシコの足跡発見で、パラダイム変化の新説が登場しています。
➀時期whenは万年遡り、#1寒冷緩和期の2ルート・沿岸及び内陸回廊からの進入(2種類の文化痕跡を考慮)の新説が登場です。
②場所whereの沿岸ルートは道東ゲートウェイ発が有力で、更にA-1-1が考古痕跡及び時代的に有力候補であり、青森(陸奥平野含む)・北海道史(遊動海民の留頓、千島カムチャッカ含む)に注目です。世界の学界は、シベリアDNAの渡米は新しい(Dr. Jeanson)との最新研究を踏まえ、日本除外の先入主を正す必要あります。
③閉じ籠りの3方向渡来図は内外の誤解を招くものであり、日本史は南方北上の時計廻りの始まりで、北海道から北上を継続したことを否定する要因は無く、北千島の縄文遺跡や樺太の白滝黒耀石(石器群は国宝)の痕跡などがあります。
この点で、3.8万年前の伊豆の黒耀石を求めた生業航海は、屈強な男たちの20km航海で謎でなく、また、造舟の面で伊豆半島は大船献上の良材地でもあります。
また、近年の「留頓のカムチャッカ進出」研究も注目されるところです。千島の国際共同研究の推進が期待されます。
遊動海民の留頓(ルトン)を教室に世界に―日本祖代研究会(RGaPJ)