(人類・日本史最前線) 南米研究の進展で見えて来た、日本ルート除外の理由なし

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1.右図 拡散時代の環太平洋という視点

一部米学者は北米先住民を焦点とする視点で日本ルート除外を言っているようですが、北米へのシベリアルートは最新研究で「Y遺伝子Qは紀元後進入など新しい」ので注意が必要なのです。むしろ南米先住民に関し、始まり時代の環太平洋地域は南方系民(Inmalayインマレイであってモンゴロイドではないー欧州学者の不適切な命名)なのであり、最新の研究から南米広域及び中米・東南アジア南方・豪州地域・東アジア(日本含む)など相互に頭骨形態・DNAに近縁性(万年前の多家族の太平洋直路横断は無いのに)がみられ、研究進展中であるのに日本ルート除外断定は全く不適切です(祖代研は「環太平洋移住MPOR」説を提唱)。

2.左図 環太平洋沿岸は新たな注目

近年、沿岸ルート・内陸拡散の説(北米・無氷回廊は閉鎖中)が高まっており、対馬海峡越えの北部九州への多家族渡海の始まり、沖縄へのトカラ越え南下や伊豆の神津島・黒耀石を求めての生業航海など(当時の青森・陸奥平野で合一し、津軽海峡越えは問題なし)日本ルート沿岸民の東西合一の青森―道東―千島列島ーKポイントーカムチャッカ沿岸ーベリンジア南岸への北上の継続は注目すべきなのです。今、復元がなされているルチア女性骨・ブラジルと沖縄・石垣島祖人骨(Dr. William Howells-容貌は寒冷適応による身体変化のモンゴロイド、ではない)に光が当たります。

問題を全く採り挙げない教室、世界に日本の状況を発信不十分な現況は改善を。-日本祖代研究会(RGaPJ) 

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