① 沿岸ルート説の高まり
説の高まりで、その始まりは米国ではなく45年前のカナダ学者の論文からだそうです。
岩盤のクローヴィス文化説のために、無視され抑圧されてきた米国学界でのその沿岸ルート研究史に光が当てられています。今や日本列島ルート説も注目され、最新動画には祖代研(RGaPJ)が発信し続けて来た祖史紹介が登場しています!
問題は、「多数派の米国先住民Natives Indianの祖先の到着に関わる事象は、万年ではなく千年というレベルの昔の話で実は新しかった」という最新のDNA分析(Dr. Jeanson)がもたらす「先住」を巡る政治的な側面(コロンブスの前であることには違いなし)があり、研究に蔭を落としています。
従って、③ 米国NativesとDNAハプログループが違うという事でこれまで無視されてきた日本の祖人Sojin(世界の誤解:Jomonは間に合わず、中世Ainuは論外)ですが、最初のアメリカ人(2.3万年前のニュー・メキシコの足跡)・中南米の始まり先住民(1.45万年前チリのモンテ・ヴェルデ遺跡人)などと無縁という事にはならず(AはBでない。CはBでない。しかし、CはAでないという訳ではない)、ともかくその北上に今注目が向けられています。
②花粉分析からの実証研究に光
アリューシャン列島のSanak島の湖底の花粉分析から、それまでの見方とは異なり1.7万年前には島は氷床に覆われて無く移動・生活できたという沿岸ルート支持の研究結果であり、南下した昆布Kelp Highway の全てを実証したわけではないですが、認識を換える1歩前進です。
― 日本祖代研究会(RGaPJ)