下図左、南方諸種族との指摘されていた民俗の類似性が最新のDNA分析で確認され、1万件超えの考古発掘結果等と合いまって、始まりは南方から北上した現生人類が曙海沿岸から約4万年前に対馬を経て北部九州に家族が筏渡海し、列島に拡がったものと考えられます。
図中、南下して沖縄へ進出、関西及び関東・甲信越における列島中央部での広域交流の賑い、北上し太平洋・日本海両側が東西合流した青森・陸奥平野を基盤に北海道に適応し恵まれた黒耀石の広域交換から、北上を続け樺太・千島へ進んだ痕跡があります。また、アメリカ新大陸人が最新の研究により沿岸のKelp/昆布ハイウェイを進入したと考えられてきたことから、北海道祖人Sojinの関わりを指摘する米学者も出てきております。
図右、南方海民系を示す文献と遺物による黥面文身(入れ墨)及び今に見る皇族薨去での御舟入(おふないり)と称する納棺葬礼の習俗がみられます。神武天皇伝説についても河内潟の行き来の東征戦闘の実相についての日本書紀等の記述と当時の古地形痕跡(遺跡等)が具体的に一致する驚きの時代的な実証性が確認され、ご成婚とその後代の特徴的な婚姻による勢力拡大等は重要な事で、伝承の理・実証科学の光が当たってきており史界の注目です。
残念ながら在野研究を含めたこれらの進展にも拘らず、教室での紹介もなく海外発信も有りませんので政府による硬直打破の適切な対応を要請します。在野含めた史界の動きに教室も対応すべきAI時代なのです。
―日本祖代研究会(RGaPJ)