「歴しニア」報告 人類史、インドネシア~日本~カリフォルニア説

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北千島のアイヌ、正しい認識は「留頓・Routon」(第1アイヌ、コロボックル石器人)の本拠地はカムチャッカで、「最初のアメリカ人」への玄関口ベリンジア沿岸まであと1歩!です。

右図Ancient Geographic4月22日最新動画の「最初のアメリカ人」に係るインドネシア~フィリピン~日本~昆布Highwayでカリフォルニア・チャネルアイランド説は、オレゴン大Jon Erlandson提唱のCoastal, Kelp Highway 移住説が基本となっています。これに東京大-Kae KoganebuchiさんのDNA分析による台湾先住民~約4万年前に日本列島へ渡海(北部九州)した最初の「祖人」Proto-Japanese ~縄文人(渥美半島)の繋がりという、台湾が加わって説は補強されます。そして、アメリカへの出発地となる北海道に関しては、北海道大の高瀬さんが、②北千島アイヌ、正しい認識としては遊動海民の「留頓ルートンRouton」(鳥居龍蔵は、樺太から鎌倉時代に入って来た第2アイヌと対比し第1アイヌと命名)・コロボックル石器人(坪井正五郎命名)が、その遺跡・遺物から実は本拠地は南カムチャッカであるとの認識を示し(2019 年度 地域の文化財普及啓発フォーラム 北海道の古代集落遺跡)ています。

この事は、1.さらに北上していれば、アメリカへの玄関口ベリンジアに問題なく沿岸から達するもので、2.その後の新たな東進シベリア勢力の圧迫によって、ロパトカ岬、北千島にまで南下後退させられた可能性をうかがわせる注目すべき痕跡です。更にこの地域では、③函館西方の知内町の遺跡(2万年前)の墓の副葬品とカムチャッカ半島のウシュキ遺跡(1.3万年前、石器はアラスカの物と類似)の物が類似であると言われてますが、道東を経由してムリなくつながりが理解できる痕跡で、②③から、函館~道東~北千島~カムウチャッカ沿岸~ベリンジアの北海道ルートが想定されるものです。子供に教え、世界に発信すべき痕跡を踏まえた説となります。アイヌに対する現下の膨大な予算(年度末に使いきれず)から、本関連研究に振り向けるべきです。


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