祖代・祖人Proto-Japaneseを論じてきました。米国の日系4世がハンバーガーを好み日本語はしゃべれず、星条旗のために闘う人ならば、彼はどんなに私たちと姿・形や何よりDNAが似ていても、日本人ではなくアメリカ人です。
①最近ややもするとDNAで全てが分かったかのように、類似性をその違いを殊更に強調する教授が居ますが傲慢な誤りです。巷間本なども分からないとして、「言葉」について語りませんが、元日本言語学会長の松本博士は、優れた研究で普通(せいぜい8000年前くらいまで) では辿れない コトの痕跡を捉えています。アメリカ教授は知らないでしょうが、例えば、私達が教室で苦労するRとL、図のA系であるアメリカ先住民も苦労するのです。この「環太平洋語族」という博士の認識をTPPで騒いでる人たちが分かっていない事も、予算を投じ日本がリードして研究・普及していない事なども問題です。そもそも日本語はどこからで口角泡を飛ばしていますが、②出アフりカ(言葉をしゃべっていた) から 東進、北上した人類史の歩みから、概ねの結論は図を見れば出ていて子供に教えればよいのです。
③3.8万年前に宝物の黒耀石を求めて伊豆の海を行き来し交易していた事実が何故重要かと言えば、造舟と操舟の能力、争いもなく宝物の広域の交易をしていたことは、当然、そんな大昔から会話していたことを、海フネ山川太陽月星動植物・・・、名があった (北海道でも) に決まっています。3.8万年前から続いている日本祖語という基層に、高々1世紀から入った漢語・漢字を、12世紀からのアイヌ語を殊更重要なように言うのは笑止な事です。九州にアイヌ語がって、それ逆ですよ。今、習近平が日本語の使用は禁止だと命ずれば、中国におけるちょっとした政策や、経済活動、諸研究にたちまち齟齬をきたして立ち行かなくなりますが、それで、中国語なんて最早ない、あるのは日本語などと言う者は世界にいません。松本博士の労作について、予算を投じて更に国際共同研究で発展させ、成果を子供に教え世界に普及すべきです。